株得

株式投資でみんなで得して一緒に損する。 基本的に、長期投資はファンダメンタルズ重視です。 だた、短期だったり話題になってるものも手を出しています。

2021年11月

[4978]リプロセル 
[JQG]業種:化学
終値233円/前日比+10円
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バイオベンチャー。iPS細胞関連の研究試薬など東大・京大と研究。受託加工も。 本日急伸しました。同社は昨日引け後に、実施している新型コロナウイルスPCR検査や変異株の特定検査で、オミクロン株の特定検査が可能と発表しました。同社の採用するPCR法は、多くの検体を同時に1~2時間程度で検出出来るとしており、検査の需要が増加するとの見方から買いが向かいました。ただ、株価の25日移動平均線からは売り圧力も強く、再浮上は未だ時間を要すと見られます。



[8698]マネックスグループ 
[1部]業種:証券・商品
終値931円/前日比+83円
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ネット証券大手。米や香港、豪にもネット証券。子会社にコインチェック。 本日大幅高となり、一時ストップ高まで買われました。SMBC日興証券が同社株の投資判断を最上位の「1」に格上げし、目標株価を1,200円まで大きく引き上げたことが刺激になっている模様です。同証券によれば、同社は実質的に暗号資産交換業の上場銘柄として認識されている可能性が高く、4月に上場した米コインベースなど同業他社の水準と比較した場合、同社株は大幅なディスカウント状態にあり、その要因はグループの資本調達を伴うM&Aや赤字拡大などの不確実性が意識されたためと考えるとのことです。ただ、11月4日の米国子会社トレードステーションのSPACによる上場の発表は、このディスカウント要因をある程度払拭する内容になると考えると指摘。これを受け改めて米国子会社上場への期待感が高まった面もあるようです。明日以降も買いが続くのか注目されます。



[3121]マーチャント・バンカーズ 
[2部]業種:サービス業
終値834円/前日比+62円
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不動産投資・仲介が主力。ホテル、ボーリング場、ネットカフェなどの運営と両輪。 本日大幅買い気配スタートから3営業日ぶりに大幅反発しました。同社は昨日引け後に、京都の伝統工芸品や和雑貨の制作販売を行うくろちく社とNFTならびにインターネット販売に関する業務提携に合意したと発表。今回の提携により、くろちくが企画・制作する京都の伝統工芸品や和雑貨品をNFT化し、現物との交換ができるマーケットプレイスの「NFTバンカーズ」でお宝グッズとして全世界のコレクターに紹介し販売します。株価は919円の年初来高値を視野に捉えたと言えそうです。



[4080]田中化学研究所 
[JQ]業種:化学
終値2,091円/前日比+202円
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住友化学系。二次電池材大手。ニッケル、リチウムイオン電池の正極材料が主力。 本日大幅上昇となり、年初来高値を更新しています。10月下旬に決算を発表してから強い相場を続けていますが、本日はEV電池関連として買われているとの見方です。昨日、日産自動車が2026年度までの5年間でEVなど電動車の開発に2兆円を投じると発表しましたが、それが今朝の日経新聞で報じられており、その記事には世界の自動車会社大手によるEV向け投資額は、2025年までに計40兆円に達する見込みとも書かれています。この記事が刺激になったのか、本日はEV関連というより、同社株などEV電池関連株に買われているものが目立っています。昨日のNY市場ではテスラなどEV関連株が買われていたことも刺激になっているとの見方もあり、他にも[5759]日本電解や[4100]戸田工もEV電池関連株として大きく買われています。



[6951]日本電子 
[1部]業種:電気機器
終値9,470円/前日比+350円
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電子顕微鏡世界最大手。分析機器・半導体関連・医療機器等も。ニコンと提携。 本日ギャップアップスタートから大幅続伸し、年初来高値を更新しました。東海東京証券は投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げし、目標株価も8,000円から10,500円に引き上げています。EUV半導体露光装置の需要拡大に連れて、収益性の高いマルチビーム方式の電子ビームマスク描画装置の売上高が増加することで、今期以降の高い収益成長を予想し、従来見通しも引き上げています。なお、SBI証券も目標株価を10,400円から12,000円に引き上げています。



[6466]TVE 
[2部]業種:機械
終値2,088円/前日比+188円
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バルブ製造販売・保守が主力。原子力発電所向けに強み。キッツと資本提携。 本日大きく急伸しました。同社は昨日引け後に、電気工事や管工事を手掛ける太陽電業の全株式を2022年1月4日付けで取得し、子会社化すると発表。それに伴い、2022年9月期の連結経常利益を従来予想の4.5億円から5.5億円へと22.2%上方修正しました。本日、頭を押さえられていた75日移動平均線を突破しましたが、上値の節目付近にも達しており、この水準を保てるか否かで今後の方向性が決まりそうです。



[6522]アスタリスク 
[M]業種:電気機器
終値3,720円/前日比-700円
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モバイル機器に装着して使用するバーコードリーダーなどの開発・販売を手掛ける。 本日大幅安となり、ストップ安まで売られています。同社は今朝8時半に、昨日行われた決算説明会の資料を公表。それには中期経営計画も記載しており、それによれば来期である2023年8月期は売上高33.62億円(前期予想比34.1%増)、営業利益5.74億円(同48.2%増)、2024年8月期は売上高35.11億円(同4.4%増)、営業利益6.84億円(同19.1%増)との計画となっています。2024年8月期は伸び率鈍化する計画となっていることから、過度な高成長期待が剥落した模様です。同社株は上場後随分と派手な相場を作ってきたこともあり、手仕舞い売りのキッカケとなった面もあるようです。明日以降下げ渋りが見られるのか注目されます。



[5486]日立金属 
[1部]業種:鉄鋼
終値2,102円/前日比-17円
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高級金属製品や磁性材料等で世界高シェア。日立電線と合併。環境分野開拓。 本日続落です。ベインキャピタルが同社株を1株2,181円でTOBする予定ですが、足元で売り込まれてきています。国内外の競争法に基く必要な手続などが完了し、11月下旬にも正式にTOBが開始される見込みとしていましたが、中々発表されないことから警戒感が強まっているとの見方です。先月には同社は製品の品質保証に関する不正問題で、これまでに発覚した自動車部品などに加え、新たに航空機やエネルギー関連製品についても不正が確認されたことを明らかにしているため、TOB開始の前提条件に抵触し、取り下げられるのではとの懸念を口にする声も聞かれました。しかし、引け後には進捗状況を発表。一部の国において競争法に基く手続および対応が完了していないとの連絡を受けたとのことです。ただ、公開買付者としては、競争法に基く手続および対応に重大な問題は認識していないとのことで、これを受け明日の株価反応が注目されます。




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[4558]中京医薬品 
[JQ]業種:医薬品
終値366円/前日比+80円
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配置医薬品大手。中部地盤から全国FC展開。飲料水宅配事業を拡大。 本日大幅買い気配スタートから続急伸し、ストップ高まで買われています。新たな変異株「オミクロン」が出現したことで、直近で調整色を強めていた新型コロナ対策関連銘柄の株価も改めて刺激される格好となりました。本日は他にも[3604]川本産業がストップ高に張り付き、[7980]重松製作所、[4990]昭和化学工業などの関連銘柄も軒並み高に買われており、目先は関連ニュースに伴い同様な値動きになるでしょう。



[3841]ジーダット 
[JQ]業種:情報・通信業
終値1,600円/前日比+300円
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LSI・液晶パネル設計用のCADソフトを開発・販売。海外注力。アルゴグラフィックス傘下。 本日ストップ高を付けました。同社は先週末26日引け後に、パワーデバイス向けチップレイアウト自動生成ツール「Power Generator」を開発し、12月末に販売を開始すると発表。従来製品の比べて試作コスト削減・設計期間増加リスクの大幅な削減効果が期待出来るとしており、需要増が見込まれます。株価は過熱感を感じられる水準に達していますが、目先9月28日に付けた直近高値1,771円が意識されます。



[4889]レナサイエンス 
[M]業種:医薬品
終値934円/前日比+57円
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医薬品、医療機器、AIなどを活用した医療ソリューションの研究・開発を手掛ける。 本日一時ストップ高となる1,027円まで買われる場面も見られました。同社は先週末26日引け後に、ニプロと「糖尿病治療における最適なインスリン投与量を算出するAIアルゴリズム」を搭載した医療機器システムの開発に関して共同研究契約締結したと発表。同社株は11月中旬辺りから、やたら強く買われてきており、この材料が一部に流れていたのではとの声も聞かれました。また、同社は新型コロナウイルス感染症治療薬の開発も手掛けていることから、ウィズコロナ関連株として買われている面もある模様です。ただ、同社の既存株主にはVC(ベンチャーキャピタル)の保有も多く、ロックアップが掛かっていますが、公開価格1.5倍となる1,005円以上では解除されるだけに、1,005円以上ではVC売りが上値を抑えるとの見方も多いようです。



[9101]日本郵船 
[1部]業種:海運業
終値7,550円/前日比+180円
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総合海運大手。海運売上高で国内トップ。海・陸・空の物流サービスを連携。 本日確りと反発しています。[9104]商船三井と[9107]川崎汽船も確り上昇しています。オミクロン株の世界的感染拡大懸念から、コンテナ船などの運賃が再び高騰してくるのではとの思惑で見直し買いに繋がっているとの見方です。市場では、新型コロナウイルス感染再拡大により、一時的な世界経済減速後、再び経済正常化へ向かう過程で、コンテナ船運賃市況は高騰するとの見方が多く、その期待に加えて、やはり地合い悪化懸念がある時は高配当銘柄は比較的売られ難く、押し目買いも入り易いとの声も聞かれました。明日以降も確りとした上昇を続けられるか注目されます。



[4373]シンプレクスHD 
[1部]業種:情報・通信業
終値2,829円/前日比+174円
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コンサルティングサービスやシステム開発、運用保守などを手掛ける。 本日寄り直後にはマイナス圏を見るも徐々に上げ幅を拡げて大幅反発しました。SMBC日興証券では投資判断を新規に「1」、目標株価を3,700円としています。4月にコンサルティングフォームを設立し、DXコンサルティング事業の売上成長に加え、コンサルティングを起点として発掘したシステム開発需要を既存事業が取り込むことで安定した高い利益成長を実現すると評価している模様です。本日の株価は見事な逆行高を見せており、短期トレンド転換を匂わせています。



[1930]北陸電気工事 
[1部]業種:建設業
終値1,074円/前日比+67円
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北陸電力系。全国展開志向で北陸電力向け配電線は低下。公共工事強化。 本日ギャップアップスタートから大幅反発しています。同社は先週末26日引け後に、12月31日を基準日として1株を1.2株に株式分割すると発表。また、20円を予定していた期末配当予想は据え置くとあわせて発表しており、年間配当は30円(前期30円)で実質増配となる予定です。本日の株価は、高寄り後の一段高で先月28日に急落した価格帯を駆け上がるも結局は長い上影を残しており、先ずは25日移動平均線などを意識した値固めが求められる処です。



[3681]ブイキューブ 
[1部]業種:情報・通信業
終値1,186円/前日比+29円
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ネット会議システムなどコミュニケーションツールを提供。遠隔集中治療やセミナー配信に注力。 本日反発するも上値の重い展開でした。オミクロン株の世界的感染拡大懸念から、ウィズコロナ関連として買われています。先週末のNY市場でも全体的には大きく下落したものの、Zoomビデオコミュニケーションズなどウィズコロナ関連株の一角が買われていました。その流れで東京市場でも同社株などウィズコロナ関連株に買われている銘柄が目立っています。ただ、これらの多くは足元弱含みの展開を続けていた銘柄で、売り込まれていたこともあって一時的なリバウンドのキッカケになった面が強く、続く買いにはならないと見る向きは多いようです。先週末のNY市場でZoom株は5%の上昇となっていますが、ほぼ寄り高に近い動きになっており、明日以降の動向が注目されます。



[3083]シーズメン 
[JQ]業種:小売業
終値1,164円/前日比+138円
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衣料品小売り。アメカジ店「METHOD」など全国展開。和柄の「流儀圧搾」が成長。 本日大幅高です。同社株は10月下旬にメタバースファッション事業への進出を発表してから、11月上旬まで派手な相場を作りましたが、その後は大きく調整している状況です。既に株価は下げ渋って揉み合いとなっている状況ですが、本日の終値次第では信用取引の増担保規制が解除されることから、その期待による先回り買いが入っているとの見方です。同社株の入っている増担保規制は既に第三次規制まで入っていることから、解除となれば物色し易くなるとの期待が強いようです。なお、やはり本日増担保規制解除条件を満たす[7373]アイドマHDは一時ストップ高まで買われました。これらが期待通り増担保規制解除となって、改めて買われるのか明日の動向が注目されます。




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[4576]デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 
[JQG]業種:医薬品
終値283円/前日比+80円
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大学発創薬ベンチャー。プロテインキナーゼ阻害剤に着目。緑内障治療薬開発。 本日ストップ高を付けました。同社は昨日引け後に、Rhoキナーゼ阻害薬「リパスジル塩酸塩水和物」のライセンスアウト先である興和が、同阻害薬を含む配合点眼剤の国内製造販売承認申請を厚労省に行ったと発表。同剤が承認され、販売開始となった場合に興和から契約に基く実施料を受領するとしており、期待感から買いが膨らんでいます。ただ、上値の節目付近に達しており、この水準を保てるか否かで今後の方向性が決まりそうです。



[2158]FRONTEO 
[M]業種:サービス業
終値5,300円/前日比+705円
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訴訟支援。AI活用で証拠開示データ収集解析。AIテクノロジー主体の事業へ転換。 本日ストップ高を付けました。同社は昨日引け後に、[9987]スズケンとライフサイエンスAI事業に関しての業務提携したと発表。会話型認知症診断支援AIプログラムの早期市場浸透および場拡大に向けた体制確立を目指す他、新たな医療流通プラットフォームの構築を始めとしたAIソリューション開発も進めるとしています。上昇基調にある株価へと弾みが付き、引き続き新値追いが期待されます。



[5232]住友大阪セメント 
[1部]業種:ガラス・土石
終値3,625円/前日比+295円
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セメント大手、国内高シェア。廃棄物再資源化で先行。新素材や電池素材事業も。 本日大幅ギャップアップスタートから3営業日ぶりに急反発しました。同社は昨日引け後に自社株買いを実施すると発表。上限を350万株(発行済み株数の9.41%)・100億円としており、取得期間は2021年11月26日から2022年6月30日までとなり、資本効率の向上を通じた株主への利益還元を図るためとしています。本日の大幅高で株価は11月12日の戻り高値3,600円を上回ってきており、次なるターゲットは3月23日に付けた年初来高値3,790円ということになります。



[3498]霞ヶ関キャピタル 
[M]業種:不動産業
終値5,990円/前日比+200円
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不動産コンサル業。太陽光発電施設や投資用不動産の開発・事業投資。 本日確り上昇し、上場来高値を更新して一時6,500円近くまで上昇する場面も見られました。同社は昨日引け後に、三菱HCキャピタルと物流施設開発事業に関する合弁契約締結したと発表。これにより両社は今後3年間で総事業費2,000億円規模の物流施設の開発を目指すとのことです。既に9月末に国内大手事業会社と物流施設開発合弁会社の設立に向けた基本合意書締結を発表していましたが、その際には相手企業は明らかにしていませんでした。今回、その相手が上場企業の三菱HCキャピタルということもあり、改めて期待感から見直し買いに繋がった様子です。買い一巡後は地合いの悪さもあって利食いに押されたものの、それでも底堅さは見せており、先高観に期待する向きは多いようです。



[4425]Kudan 
[M]業種:情報・通信業
終値4,245円/前日比+370円
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人工知覚技術の研究開発やライセンスの提供。国内外の先端技術企業と提携。 本日買い気配スタートからの一段高で大幅続伸しました。メタバースが世界的な投資テーマとして浮上する中、アバターロボット関連の最右翼として注目度が高い同社に注目が集まっています。直近では、グループ会社がホワイトペーパー「高精度マップと車両位置情報に基づくARを用いた運転ガイダンス」を発表したことを開示し、投資資金の攻勢を後押しする格好となった経緯があります。株価は11月19日高値4,430円を抜けてくると5,000円レベルまで節はありません。



[4591]リボミック 
[M]業種:医薬品
終値581円/前日比+49円
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東大発の創薬ベンチャー。RNA活用した分子標的薬を開発。大手製薬と提携。 本日大幅続伸です。同社は先週末に、質疑応答(2022年3月期第2四半期決算説明会)を公表してから連日買われています。その質疑応答で「RBM-007(滲出型加齢黄斑変性)」について、いくつかのメガファーマを含む国内外の製薬会社からTOFU試験の進捗に関するお問い合わせや提携の打診を頂戴しているとのことです。また、来年1月10日からサンフランシスコで開催されるJPMorgan Healthcare Conferenceに昨年に続いて講演を行うとのことで、同社に取っては千載一遇のチャンスでもあり、データの取りまとめが完了すれば、その機会に結果を発表したいと考えているとのことです。それをキックオフとして製薬会社との協議を本格的に開始する予定とのことで、期待感に繋がっている模様です。



[3604]川本産業 
[2部]業種:繊維製品
終値915円/前日比+129円
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医家用衛生材料最大手。ガーゼ、脱脂綿など。西松屋向け育児用品も。 本日大幅高となり、一時ストップ高まで買われました。南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株が確認され、香港でも同変異株の感染が確認されたとのことから、国内でも今後感染者が出てくるのではとの懸念が意識された様子です。それによりマスク需要が一段と増すとの思惑で、同社株のような値動きの良いマスク関連などの新型コロナ関連株が物色されました。短期資金中心で、ある意味幕間繋ぎ的な物色と言えますが、本日の地合いでは他に物色出来る銘柄も乏しいだけに資金も集まり易かった様子です。同様に[4558]中京医薬品、[3161]アゼアス、[7634]星医療酸器なども買われました。



[7078]INCLUSIVE 
[M]業種:サービス業
終値2,613円/前日比+160円
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メディア企業のネットサービス運営支援。企画、制作から収益化支援まで。 本日大幅続伸です。昨日辺りから確りと買われています。本日の終値が2,611円以下なら信用取引規制の増担保規制が解除される条件を満たすだけに、解除期待の先回り買いが入っている様子です。ただ、本日は勢い余って解除ラインを上回る場面が何度も見られていました。その水準では上値の重さ見られていましたが、結局解除ラインを上回って引けてしまっています。解除拒否の動きで、ある意味強いとも言えますが、これでまた最低でも5営業日は規制解除とならないことから、上値の重い展開が続くのではと見る向きは多い模様です。来週の動向が注目されます。




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[7047]ポート 
[M]業種:サービス業
終値1,566円/前日比+300円
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学生向けに会員制の就活サイト「キャリアパーク」を運営。カードローンや医療相談も。 本日ザラ場寄らずのストップ高比例配分のみとなっています。同社は昨日引け後に、「エネチョイス」などのマッチングDXメディアを運営するINEを子会社化すると発表。[9435]光通信などから発行済み株式数の50.9%を20.6億円で取得します。なお、2022年3月期第4四半期より連結化される予定で現時点で業績への影響は精査中としています。株価は本日年初来高値を更新し、目先この勢いがどこまで続くか注目されます。



[6505]東洋電機製造 
[1部]業種:電気機器
終値1,148円/前日比+150円
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駆動装置など鉄道車両用電機品の大手。永久磁石モーター、産業向けにも注力。 本日ストップ高まで買われました。今朝の日刊工業新聞では、同社は慶大発企業などと協業し、2022年夏を目途に「循環型波力揚水発電」を実用化すると報じられています。発電出力300kwで船舶に発電システムを搭載し、土木工事が不要で高波にも強いとのことです。未利用の海洋エネルギーを使う発電は新たな再生可能エネルギーとして新産業創出への期待が大きく、電力会社や自治体などに提案していくとのことです。将来3000件の設置を目指すとのことで、直ぐに収益化出来る材料でもありませんが、将来的な期待感から見直し買いに繋がっています。同社株は小型の貸借銘柄ということもあって、仕手化すれば面白いとの声も聞かれました。明日以降も物色が続くか注目されます。



[4381]ビープラッツ 
[M]業種:情報・通信業
終値1,638円/前日比+132円
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継続従量課金(サブスク)のプラットフォームシステム「ビープラッツ」の開発・提供。 本日寄り付き直後に急伸するなど大幅反発で商いを終えました。同社は昨日引け後に、[8056]日本ユニシスとサブスクリプションビジネスで協業すると発表。ユニシスが持つ多彩なサービスメニューや信頼のサポート体制、全国に展開する営業力を生かし、サブスクリプションビジネスへの転換を図る様々な業種、業態の事業者の支援を実現するとしています。本日の株価はザラ場一段高の大部分を帳消しにしており、明日の反応が重要となりそうです。



[4565]そーせいグループ 
[M]業種:医薬品
終値2,200円/前日比+77円
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創薬ベンチャー。がん治療薬など研究開発。M&Aで技術力強化。英国に展開。 本日続伸です。引き続き米ニューロクライン社とのライセンス契約締結を好感した動きです。金額や条件面は非常に良いと評価する向きも多いですが、本日は上値の重さも見られています。同社は今年7月に2026年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債を発行しており、その転換価額が2,235円となっています。本日はその水準を越える場面も見られましたが、全て転換された場合の希薄化は16.5%になることから、警戒する向きもいるようです。一方、これを機に転換が進むなら、それはそれで好材料との声も聞かれました。暫く売り買い交錯の動きになりそうですが、何れは更に上値を取ってくると期待する向きも少なくありません。なお、今回のライセンス契約締結を受けいちよし証券では契約一時金を考慮して業績予想を上方修正し、フェアバリューを3,400円まで引き上げています。



[4722]フューチャー 
[1部]業種:情報・通信業
終値4,280円/前日比+285円
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ITコンサル会社。情報システム設計・構築に定評。パッケージ、スマホアプリなど。AI注力。 本日買い気配スタートからの一段高で大幅反発しています。同社は昨日引け後に、12月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表。投資単位当たりの金額を引き下げることでより投資し易い環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的とのことです。足元の株価は11月17日の4,370円高値以降調整を強いられてきましたが、本日の大幅高で再びその高値を視野に入れており、一気にブレイクすれば高値を伸ばしそうです。



[6522]アスタリスク 
[M]業種:電気機器
終値4,650円/前日比-1,000円
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モバイル機器に装着して使用するバーコードリーダーなどの開発・販売を手掛ける。 本日大幅安となり、一時ストップ安まで売られました。同社株は本日、株式4分割の権利落ち日です。株式分割が発表されてから同社株は随分と上昇しており、分割すれば最低投資金額が小さくなることから、買い易くなる個人投資家も増え、新たな買いが入ってくるとの期待もあったものの、それ以上に利食い売りが多く出ている様子です。分割したことで一部売却に動くホルダーも多いものと見られ、これから年末へ向けてIPOラッシュを控えていることもあり、それらのブックビルディングも徐々に始まることから、少し前のIPOには換金売りに動く向きも多いとの声も聞かれました。そもそも勢いでここまで買われた面も強いだけに、このまま一相場終わる可能性もあるでしょう。



[4074]ラキール 
[M]業種:情報・通信業
終値2,415円/前日比+276円
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企業向け基盤システム「LaKeel DX」の開発・販売を手掛ける。 本日買い気配スタートから急反騰しました。同社は昨日、[1899]福田組が今まで以上に勤怠状況をタイムリーに可視化し、働き方改革を推進するための人財データ分析基盤として「LaKeel BI」の導入を決定したと発表。勤怠状況を可視化し分析するツールとして人事データ分析テンプレートの豊富な実績を評価し、「LaKeel BI」for People Analyticsを採用したとしています。株価は9月16日の戻り高値2,389円を上回り、上場来高値まで大きな節は見当たりません。



[9253]スローガン 
[M]業種:サービス業
終値1,522円/初値比-278円
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求人プラットフォーム「Goodfind」を通した新卒採用支援サービスなどを手掛ける。 本日新規上場した銘柄です。ベンチャー・スタートアップ企業などの新産業領域の企業に対する人材採用を中心とした各種サービスを提供しています。公開価格1,200円で初値は1.5倍の1,800円となりました。1,800円以上ではロックアップが解除されるVC(ベンチャーキャピタル)などの既存株主がおり、それらの売りも出ていた様子です。しかし、寄り後は買い優勢の展開となり、一時2,140円まで買われる場面も見られました。前場は確りだったものの、後場に入ると売り圧力が強まり垂れていく動きに。1,800円以上でロックアップ解除となるVCは4社おり、それらの株数は合計約72万株で公開株数57.5万株を上回る規模となっています。結局、ロック解除となる1,800円を割り込んでも下げ止まらず上値で買った向きの投げにより悪循環的に売られた格好です。明日以降、再度1,800円越える場面が出てくる可能性もありますが、その水準では再度売りに押される動きが、暫く続くと見る向きが多いようです。




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[9919]関西スーパーマーケット 
[1部]業種:小売業
終値1,904円/前日比+400円
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兵庫・大阪地盤のスーパー中堅。生鮮食品に強み。H2Oと資本業務提携。 本日ザラ場寄らずのストップ高比例配分のみとなっています。臨時株主総会で承認された[8242]エイチ・ツー・オーリテイリング傘下のスーパー2社との経営統合を巡り、オーケーは統合差し止めを求める仮処分を神戸地裁に申請していましたが、神戸地裁は経営統合の手続きを差し止める仮処分を決定。これを受けオーケーによる1株2,250円でのTOB期待が再燃して買いを集めています。同社は今回の仮処分決定を不服として、神戸地裁に異議を申し立てるとしているとしており、高裁・最高裁まで行く可能性もあり、地裁の決定が覆される可能性はあるものの、統合差し止めが正式に確定すれば、オーケーはTOBに踏み切ることを明らかにしているだけに、それを期待した向きが買いを入れている模様です。株価は再び2,000円付近での待ち状態になるのではとの見方が多い模様です。



[4565]そーせいグループ 
[M]業種:医薬品
終値2,123円/前日比+400円
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創薬ベンチャー。がん治療薬など研究開発。M&Aで技術力強化。英国に展開。 本日ザラ場寄らずのストップ高比例配分のみとなっています。同社は一昨日、米国のニューロクライン社と統合失調症などの精神疾患の治療薬開発でライセンス契約を締結したと発表。これにより同社は契約一時金として現金で1億ドル(約114億円)を受領するとのことです。更に開発から承認までの進捗に応じて、最大15億ドル(約1,715億円)を受領する権利も有するとのことです。また、この契約下で開発されたあらゆる製品のグローバル販売に関する特定のマイルストンの達成に応じ、最大で11億ドル(約1,258億円)を受領する権利も有し、販売後は売上高に対して1桁後半から10%台半ばの範囲で段階的ロイヤリティを受領する権利を有するとのことです。一先ず確実に入る契約一時金だけでも業績インパクトは大きいとのことで見直し買いに繋がっています。



[8903]サンウッド 
[JQ]業種:不動産業
終値629円/前日比+100円
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マンション分譲中堅。都心部にグレード高い物件を開発・販売。株主にタカラレーベン。 本日ザラ場寄らずのストップ高比例配分のみとなっています。同社は祝日前22日引け後に、[9008]京王電鉄と資本業務提携を締結すると発表。併せて[8897]タカラレーベンとの資本業務提携を解消を発表。今後、京王電鉄グループの強みである沿線における圧倒的な顧客基盤と知名度や資金調達力などを併せて、同社の事業拡大に活かすとしています。株価は頭を押さえられていた75日移動平均線をブレイクし、年初来高値633円突破も視野に捉えたと見られます。



[4385]メルカリ 
[M]業種:情報・通信業
終値6,980円/前日比-340円
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フリーマーケットアプリ「メルカリ」を運営。フリマと連携で新規事業積極。海外にも注力。 本日反落です。同社は一昨日、メルカリアプリ内で商品が購入出来ていないのに代金の決済が行われる不具合が生じていたと発表。既に復旧済みで不具合が起きた消費者には順次案内や払い戻しを実施するとのことですが、信頼問題として悪影響との見方から売られています。これにより同社の評価が変わるとの見方は殆どありませんが、同社株は一昨日に上場来高値を更新していただけに、手仕舞い売りのキッカケになった面もあるようです。また、NY市場で米長期金利上昇によりグロース株が売られていることも重しになっているとの見方もあります。本日の東京市場でもグロース株には売られているものが目立っています。



[4875]メディシノバ・インク 
[JQ]業種:医薬品
終値520円/前日比+150円
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米が本拠の医薬品開発ベンチャー。喘息急性発作などの治療薬を開発。 本日大幅ギャップアップスタートから6営業日ぶりに急反発しています。同社は祝日前22日に米神経腫瘍学会議年次総会において、「グリオブラストーマ(神経芽腫)」の動物モデルにおけるMN-166(イブジラスト)の最新データを発表。主力開発品のイブジラストの動物向け併用療法に関し、対照薬投与群や無治療の生存期間が17日であったのに対し、イブジラストを加えた併用療法では生存期間が66日に延長したとのことです。目先の株価ポイントは3月以前に中心値だった600円レベルになります。



[3796]いい生活 
[2部]業種:情報・通信業
終値489円/前日比+39円
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不動産業界向けシステムを販売。物件情報のデータベースなどクラウドで提供。 本日堅調推移から10時台に一段高となり、大幅続伸しています。同社は祝日前22日引け後に10月度の月次概況速報を発表。クラウドソリューション事業の売上高が、前年同月比9.4%増と9ヵ月連続で前年実績を上回りました。サブスクリプション売り上げが同8.1%増となった他、ソリューション売り上げが同18.8%増と高伸長。なお、4月からの累計ではクラウドソリューション事業の売上高は前年同期比10.6%増となっています。直近の株価急騰で13週、26週両移動平均線が上を向きトレンド転換を匂わせています。



[3697]SHIFT 
[1部]業種:情報・通信業
終値25,700円/前日比-3,770円
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ソフトウエアのテスト事業が主力。ソフトの品質保証や関連コンサルも。組織力に強み。 本日大場安です。特に個別に悪材料は見当たらず寄り付きから売られており、寄り後も大きく売られる展開になっています。NY市場で米長期金利上昇を受けハイテク株などグロース株が総じて売られており、その流れが東京市場でも見られている格好です。市場ではグロース株ファンドなどによる売りが東京市場でも出ているとの見方もあるようです。同社株は先週に上場来高値を更新しており、高値水準ということもあって、米長期金利上昇を機に益出しに動いているファンドも出てきているとの声も聞かれました。他にも[6532]ベイカレント、[3923]ラクス、[4443]Sansan、[3769]GMOPG、[2413]エムスリー、[4478]フリーなどもその手の売りが出ているとの見方です。明日以降、これらに下げ渋りが見られるか注目されます。



[2467]バルクHD 
[名証C]業種:サービス業
終値340円/前日比+72円
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ネット・マーケティング調査、情報セキュリティのコンサルが主体。サイバー防衛事業に参入。 本日後場買い気配スタートから急伸して年初来高値を更新し、ストップ高まで買われています。本日12時頃、同社子会社のマーケティング・システム・サービスが、[9984]ソフトバンクグループ傘下のソフトバンクロボティクス社と連携すると発表。マーケティング・システム・サービスのプロモーション力とソフトバンクロボティクスのロボット技術の融合により、マーケティングDXの新ソリューションを開発・展開するのが狙いとのことです。株価は暫らく不安定な値動きが続くでしょう。




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[2983]アールプランナー 
[M]業種:不動産業
終値9,130円/前日比+1,500円
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愛知県を中心に注文住宅の請負や、分譲住宅販売などを手掛ける。 本日ザラ場寄らずのストップ高比例配分のみとなっています。同社は先週末19日引け後に、2022年1月31日を基準日として1株に付き4株の割合で分割すると発表。株価は9月6日の上方修正以降、上昇トレンドを形成していましたが、11月15日に8,380円の高値を付けたあと利益確定売りなどに押されていました。本日大きく買いが向かいましたが、大きな過熱感も無く、再度の新値追いが期待されます。



[9250]GRCS 
[M]業種:サービス業
終値8,900円/前日比+1,500円
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企業リスク管理プロダクトの開発や導入、販売などを手掛ける。 本日大幅続伸となり、ストップ高まで買われて連日で上場来高値を更新しています。同社株は直近IPOですが、上場後連日ストップ高引けとなっています。小型IPOということもあり、業績水準は未だ低いものの、事業的に高成長期待も抱かれ易いこともあり、確りとした買いが継続している模様です。ベンチャーキャピタルの保有もあり、ロックアップは公開価格1.5倍以上、つまり5,400円以上で解除となっているだけに既に売りも出ていると思われますが、これだけの商いを伴って上げれていれば、売りは既に熟しているとの見方も多く、ここまでくれば大台を目指すと期待する声も多く聞かれました。



[9964]アイ・テック 
[JQ]業種:卸売業
終値1,479円/前日比+61円
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関東、東海地盤の鉄鋼商社中堅。鋼材加工等併営。JFEから安定仕入れ。 本日大幅ギャップアップスタートから急反発しています。同社は先週末19日引け後に、発行済株式数の3.72%にあたる30万株・4.50億円を上限のとする自社株を22日の東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表。今朝、25万株を取得したとしています。また、19日に発行済株式数の20.35%の自社株を11月26日に消却することも発表しています。本日の株価は高寄り後大陰線を強いられており、休場後仕切り直しとなります。



[3680]ホットリンク 
[M]業種:情報・通信業
終値1,018円/前日比+91円
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SNSやネット掲示板のビッグデータ分析・活用サービス。越境EC、中国向け販売支援。 本日大幅高となり、年初来高値を更新して本日で6連騰となっています。同社が先週末12日引け後に発表した3Q決算を機に見直し買いが続いている格好です。3Q決算は大幅増収増益となっており、通期業績は大きく上方修正しました。同社が出資しているブロックチェーンスタートアップに投資するファンドの評価損益計上が4.99億円もあり、それが経常利益以下を大きく上振れさせています。それだけに4Q以降は不透明感もありますが、売上高はクロスバウンド事業の越境ECプラットフォーム新サービスが想定を上回る大きな伸びとなっており、先行き期待に繋がっている面もあるようです。小型貸借銘柄ということも物色し易さに繋がっているとの声も聞かれました。大台を達成したことで、祝日明けに達成感が見られるのか注目されます。



[5974]中国工業 
[2部]業種:金属製品
終値744円/前日比+62円
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家庭用プロパン容器最大手。消臭装置、飼料タンクなども展開。水素容器開発へ。 本日前場10時台から上値追いが加速し、急反発して一時ストップ高まで買われています。20日付の中国新聞デジタルで、「強化プラスチック容器の生産ラインを自動化させ、年間5万本の量産体制を整えた」と報じられました。記事によると、プラスチック製は従来の鉄製よりも軽く、腐食し難い利点があることから塩害がある海沿いの地域などへの販売を強めるとのことです。本日の大幅高で株価は決算発表に絡む急落分を埋め、新しい相場に入ります。



[9104]商船三井 
[1部]業種:海運業
終値6,490円/前日比+200円
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海運業大手。世界最大級の航路網、保有船も最大。不定期便に強み。 本日は海運株が総じて買われており、業種別指数は海運業が値上がり率トップとなっています。先週末にバルチック海運指数が上昇したことに加え、先週末の日経新聞では、同社は目安とする配当性向を従来の20%からの引き上げを検討するなど株主還元を強化すると報じられています。海運業は市況によって利益変動が大きく、配当のバラつきが大きいですが、橋本剛社長は「業績が多少変動しても総額300億円規模の安定配当ができる会社に変えていきたい」と話しているとのことです。総額300億円を事実上の下限として安定配当する方針とのことで、配当総額300億円は同社の場合1株に付き250円程度となり、これが下限の安定配当にする方針なら悪くないとの見方から本日は見直し買いが入った模様です。他の海運株も刺激を受けているようです。



[5631]日本製鋼所 
[1部]業種:機械
終値3,410円/前日比+225円
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大型鋳鍛鋼、樹脂成形機で世界有数。射出成形機にも強み。防衛関連も。 本日3営業日ぶりに急反発しました。同社は先週末に説明会を開催。会社側では、セパレータ用フィルムシート装置に関して、年間48ライン程度の現状の生産能力から早急に60ライン体制を構築すると発表している模様です。SMBC日興証券では、セパレータ用フィルムシート装置の売上高は、2022年3月期の210億円程度から2025年までにはその3倍規模になる可能性があると試算しています。本日の株価急騰は売りを熟しながらのため、一段高期待を示しています。



[2193]クックパッド 
[1部]業種:サービス業
終値270円/前日比+27円
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料理レシピサイトで首位。有料会員、広告収入が収益源。食材ECサービスに注力。 本日大幅上昇です。先週末提出された大量保有報告書によれば、アルファレオが同社株を540万株(5.03%)保有していることが明らかになっています。保有目的は純投資ですが、アルファレオは[9308]乾汽船をかなり前から大量保有しており、乾汽船に対して買収防衛策の廃止と役員の解任を求めるなどの株主提案をしたり、訴訟提起なども何度か行った経緯があるだけにアルファレオは物言う株主、所謂アクティビストとの見方から同社にも何らかのアクションを起こしてくるのではとの思惑で買われています。ただ、大量保有報告書によれば、540万株全てを立花証券の信用取引で保有している状況で、株価を大きく上げるなら短期的に売ってくる恐れもあるのではとの声も聞かれました。




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[3135]マーケットエンタープライズ 
[1部]業種:小売業
終値866円/前日比+150円
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多種多様なリユース品の買取・販売「高く売れるドットコム」運営。法人向け注力。 本日ストップ高を付けました。同社は昨日引け後に、10月に開設した新拠点「北関東リユースセンター」から中古農機具のEU向け輸出を開始したと発表。ビジネスを加速させることを目的としており、EU向けの輸出に加え、それ以外の国への輸出強化を図ります。なお、月平均3~4本だった東日本エリアからのコンテナ輸出を月平均20本まで強化予定です。株価は本日75日移動平均線をブレイクし、新たなトレンド形成に期待されます。



[3397]トリドールHD 
[1部]業種:小売業
終値2,438円/前日比-65円
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発祥の焼鳥店から低価格うどん「丸亀製麺」にシフト。海外にも積極的。 本日3日続落です。今月、節目の3,000円台まで乗せて上場来高値を更新していましたが、その後は弱含みの展開続けている格好です。更に足元にはアナリストによる格下げが相次いだことから、チャートが崩れてしまった格好になっています。17日付で、みずほ証券が「中立」から「UP」へ格下げし、目標株価を2,300円としたことで昨日は大きく売られましたが、18日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券も「Sell」へ格下げして、目標株価を1,700円とし、それが嫌気されて本日も売られています。みずほ証券の格下げ理由は、現在の株価バリュエーションは業績のV字回復や将来の成長を踏まえても割高感が強いためとのことで、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の格下げ理由は、海外成長期待が過度に株価に織り込まれた印象だと指摘しています。しかしながら、本日付でいちよし証券が「A」継続でフェアバリューを3,300円まで引き上げています。これを受け前場中頃から株価は切り返す動きになっており、来週反発出来るのか注目されます。



[4011]ヘッドウォータース 
[M]業種:情報・通信業
終値7,020円/前日比+1,000円
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企業の経営課題をAIシステム開発を通して解決するソリューション事業。保守運用も。 本日確りした寄り付き直後に加速し、急反発してストップ高まで買われました。同社は昨日、日本マイクロソフト社が提供する官公庁向けDX支援プログラム「Microsoft Enterprise Accelerator GovTech」の初期パートナーとして参加したと発表。国内の政府・行政機関向けに共同提案・共同マーケティングを行うとしています。株価は未だ直近安値圏を脱出しておらず先ずは7,300円台までの売りものを払いたい処です。



[7157]ライフネット生命保険 
[M]業種:保険業
終値1,112円/前日比-91円
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インターネット専業生保の草分け。簡素化、割安な保険料に特色。KDDIと提携。 本日大幅安となり、8月に付けていた年初来安値を更新しています。大和証券が同社株の投資判断を最上位の「1」から「2」へ一段階格下げしたことが、本日の下落要因となっています。格下げの理由は、新型コロナウイルス感染縮小を背景に短期的に保障ニーズが減退した可能性に注視が必要と考えているためとのことです。ただ、中長期の観点では生活様式の変化を契機としたオンライン生保市場の構造的な成長が期待されると指摘しています。目標株価は従来の1,700円から1,300円に引き下げましたが、時価よりは高い水準となっています。上値は暫く重そうですが、節目の1,000円付近では買い手も多いと思われ、その水準では拾われそうだと見る向きは多いようです。



[3687]フィックスターズ 
[1部]業種:情報・通信業
終値952円/前日比+122円
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システムを高速化させるソフト開発会社。関連するハードウエア販売も展開。 本日大幅ギャップアップスタートからの大陽線で続急伸しました。岸田政権が経済安全保障に関わる先端技術への5,000億円の資金支援に際し、AI技術や蓄電池、量子分野などを念頭に置いていることを明らかにする中、人工知能関連株に人気化する銘柄が相次いでおり、同社もその流れに乗る格好となっています。[2158]FRONTEOを追うような値動きをしており、両銘柄を監視しながらの取り組みになっていきそうです。



[4425]Kudan 
[M]業種:情報・通信業
終値3,925円/前日比+195円
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人工知覚技術の研究開発やライセンスの提供。国内外の先端技術企業と提携。 本日後場から買われて一時ストップ高を付けています。同社は本日昼にグループ会社であるArtisense社が、欧州企業と共同でメタバース実現に向けた自動車向けARナビゲーションに関するホワイトペーパーを発表したと明らかにしています。メタバース関連の材料とあって後場短期資金など個人投資家中心に買いが集まった様子です。ただ、強引にメタバースという文言を組み込んでいるようにも思える内容であり、ストップ高が崩れたあとは上げ幅を縮小しています。今はメタバースという文字があるだけで株価への反応も良いことから、今後は他社からもメタバースという文言を無理やり盛り込んだ開示情報も増えそうだとの声も聞かれました。明日以降も物色が続くか注目されます。



[7809]壽屋 
[JQ]業種:その他製品
終値6,410円/前日比+1,000円
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ホビー関連商品の企画、製造・販売。フィギュア、プラモデルなど。海外に積極展開。 本日後場買い気配スタートから一段高となり、上場来高値を更新してストップ高まで買われました。同社は本日正午に、2015年5月に発売したプラモデル「フレームアームズ・ガール」シリーズの世界累計出荷数が200万個を達成したと発表。色分けされた成型色、タンポ印刷済みのフェイスパーツを組み立てるだけで、塗装する必要なく完成するとのことです。株価は再び日足+3σを飛び出してきており、調整を絡めながらの相場が想定されます。



[1852]淺沼組 
[1部]業種:建設業
終値5,570円/前日比+640円
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関西系中堅建設の老舗。全国展開。官公庁建築に実績。リニュアールに積極。 本日一時ストップ高まで買われ、年初来高値を更新しています。同社は昨日、2023年度までの中期3ヵ年計画を見直し、連結配当性向50%から70%以上に上方修正しています。それに伴い2022年3月期末配当は1株260円から363円に増額修正しています。元々高配当でしたが、一段と高配当になったことで見直し買いに繋がった模様です。同社株は、アクティビストで知られるストラテジックキャピタルが大量保有している銘柄で、ストラテジックキャピタルは旧村上ファンドの幹部が立ち上げたファンドであり、以前には[8818]京阪神ビルディングに不成立に終わったものの、敵対的TOBを仕掛けたファンドです。今回の配当性向引き上げもアクティビストを意識してのことだと見る向きは多いようです。なお、ストラテジックキャピタルは他にも[8093]極東貿易、[7226]極東開発工業、[8125]ワキタ、[1898]世紀東急工業、[5208]有沢製作所など様々な日本株を大量保有しています。




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[3936]グローバルウェイ 
[M]業種:情報・通信業
終値3,180円/前日比+502円
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転職・就職口コミ情報サイト「キャリコネ」展開。クラウド型プラットフォーム、アプリ支援が拡大。 本日寄り前から大量の買いを集め、ストップ高の一本値で4営業日続伸しました。同社は昨日引け後に、12月3日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表。投資単位当たりの金額を引き下げ、投資のし易い環境を整えると共に株式流動性の向上と投資家層の拡大を図ることを目的としています。効力発生日は12月4日で株価は、11月2日高値から12日安値までの下げ分の半値戻しを達成し、全値戻しが目標になってきます。



[6205]OKK 
[1部]業種:機械
終値464円/前日比+80円
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工作機械の老舗メーカー。水道メーターから中小型マシニングセンター主力に。アジア拡大。 本日ザラ場寄らずのストップ高比例配分のみとなっています。今朝の日経新聞で、[6594]日本電産は同社を買収して工作機械に本格参入すると報じられています。同社が今朝正式に発表しており、好感されています。新たに普通株を1585万株程度発行し、日本電産に割り当てるとのことで、日本電産の保有比率は67%近くになります。現在の発行済み株式数の2倍近い株式を新たに発行することから希薄化は凄いですが、それを考慮しても日本電産傘下入りで見直し余地は大きくなったとの見方が多いようです。上場は維持されるものの、何れは完全子会社化するとの期待もあるようです。明日以降、ザラ場寄ったあとも確り買われるのか注目されます。



[6875]メガチップス 
[1部]業種:電気機器
終値4,910円/前日比+700円
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カスタムLSI、画像転送システムが主力。生産外部委託。任天堂向け中心。5G向けも。 本日ストップ高を付けて年初来高値を更新しました。同社は昨日引け後に業績修正を発表。2022年3月期の連結最終利益を従来予想の40億円から260億円へと6.5倍上方修正し、同時に上限を150万株、または50億円とする自社株買いを発表しています。株価は11月9日に戻り高値4,310円を付けたあと高値圏での揉み合いとなっていましたが、5,000円大台乗せの期待が高まっています。



[2385]総医研HD 
[M]業種:サービス業
終値384円/前日比+77円
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大阪大発のVB。トクホ評価試験受託から抗疲労食品など自社開発。化粧品も。 本日大幅ギャップアップスタートから4営業日ぶりに急反発しています。同社は昨日引け後に、資本・業務提携先である中国・杭州高浪控股が、子会社GOLONG HDを通じて新たに同社株416万4100株を取得することを発表。これによりGOLONGは第2位株主となります。株価は、1年以上前の2020年10月半ばより中期下降トレンドを形成してきましたが、本日急騰を転換に繋げるには先ず、13週移動平均線の明確な上向きが求められます。



[2479]ジェイテック 
[JQG]業種:サービス業
終値238円/前日比+50円
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技術者派遣、請負事業が主力。設計開発中心で車、電機、半導体分野に強み。 本日ストップ高まで買われています。今朝の日経新聞一面で、2022年度にも事実上、外国人就労の在留期限を無くす方向で出入国在留管理庁が調整していることが分かったと報じられています。熟練した技能があれば在留資格を何度でも更新可能で、家族の帯同も認めるとのことです。これまでの対象は建設など2分野だけでしたが、農業・製造・サービスなど様々な業種に広げるとのことで、これを受け技術者派遣事業を手掛ける同社株など関連銘柄が物色されています。同社株は低位株ということもあって短期資金も集まり易かった様子です。他にも[2162]nms HD、[4766]ピーエイ、[7781]平山HD、[6554]エスユーエスなども関連株として物色されたとの見方です。



[6094]フリークアウトHD 
[M]業種:サービス業
終値1,780円/前日比+171円
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ネット広告枠を自動取引する広告配信サービス事業。フィンテック事業育成。海外も。 本日買い気配スタート後も一段高となり、急反発しました。同社は昨日引け後に、持ち分法適用関連会社である[9255]ZEALSが、東証からマザーズへの新規上場が承認されたと発表。上場に合わせて保有する株式の一部である186万4300株を売却し、売却益を2022年9月期第1四半期に特別利益として計上する予定としています。本日の大幅高で株価は決算発表受けた15日の急落時に空けた窓埋めを達成しており、ここからが本当の勝負となります。



[6166]中村超硬 
[M]業種:機械
終値748円/前日比-255円
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電子材料スライス、特殊精密機器、化繊紡糸ノズル事業。新型ダイヤモンドワイヤ期待。 本日大幅反落です。12日付の日刊工業新聞で、大阪府立大学の中平敦教授は東京大学と同社などと共同で、セシウム除去に生かせるナノゼオライト担持不織布の開発に成功したと報じられたのを機に、昨日まで株価は2倍以上になっていましたが、本日は大きく反落しています。同社は昨日引け後に、報道されたゼオライト不織布について、製品化には更に研究開発が必要だと発表したことが手仕舞い売りのキッカケになっている模様です。12日の報道では、中平教授のコメントとして「生産に向けた要素技術は確立できたので、今後は量産化や供給体制の検討を進めたい」とも書かれていただけに、早期製品化への期待を抱いていた向きも多かった様子です。



[5214]日本電気硝子 
[1部]業種:ガラス・土石
終値2,954円/前日比+226円
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FPD用ガラス大手。顧客は韓国・台湾・中国企業。機能材やガラス繊維に注力。 本日大幅高となり、年初来高値を更新しています。同社は本日13時に、開発を進めていた全固体Naイオン二次電池について、オール酸化物全固体Naイオン二次電池の駆動に世界で初めて成功したと発表。今回開発した全固体Naイオン二次電池は出力電圧が3Vで、現行のリチウムイオン二次電池に匹敵する高い実用性を有するとのことです。また、リチウムやコバルト、ニッケルなどの希少金属元素を全く必要とせず安定物質である酸化物材料で構成されているため、釘やナイフが刺さっても発火や有害ガスの発生が無いとのことです。本開発の成果を11月30日から開催される第62回電池討論会にて報告する模様です。小型株ではありませんが、画期的な製品と言え、好材料視されています。




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[7477]ムラキ 
[JQ]業種:卸売業
終値1,500円/前日比+300円
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独立系の自動車用補修部品卸大手。ガソリンスタンド向け主力。補修機器も。 本日大幅3連騰でストップ高を達成しました。最近のガソリン価格高騰を抑制するため、萩生田経産相が昨日、レギュラーガソリンの小売価格が全国一律で一定の水準を超えた場合、石油の元売り会社に最大5円の補助金を出す方針を示したと各メディアが伝えています。本日は[7623]サンオータスが一時ストップ高まで買われた他、[9619]イチネンHD、[7490]日新商事などガソリンスタンドを展開している銘柄も一時物色されており、セクター全体として注目が続きそうです。



[3997]トレードワークス 
[JQ]業種:情報・通信業
終値1,037円/前日比+150円
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証券、FX、商品先物業界向けのシステム開発。セキュリティ診断や不正取引監視も。 本日ストップ高を付けました。同社は昨日引け後に、コネクテッドコマースとの業務提携を発表。業務提携により、リアル×デジタル体験型店舗のUXとECプラットフォーム全般のシステム開発・技術提供を行う他、両社でAR/VRなどを活用した新サービスを行う予定です。株価は4月9日に付けた年初来高値1,244円も意識されますが、過熱感も感じられる水準に達しており、この水準を保てるか否かで今後の方向性が決まりそうです。



[4056]ニューラルポケット 
[M]業種:情報・通信業
終値2,649円/前日比+366円
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AIアルゴリズムで画像・動画解析技術などエンジニアリング事業。AI解析に強み。 本日大幅続伸です。同社が先週末12日引け後に発表した3Q決算と通期業績の大幅下方修正が失望されて、今週月曜はザラ場寄らずのストップ安となっていましたが、昨日は寄り安で下げ渋りました。下方修正要因は、飛躍的成長フェーズに移行するためには、より思い切った事業モデルの転換を行う必要があると判断し、フィーベースのプロジェクトの一部の受注を見送ることを決定したためとのことです。それだけに先行き期待は逆に強まったとの見方もあるようです。また、同社は昨日3Q決算説明会の書き起こしを公表しており、その内容を見て本日改めて見直し買いが入ってきた様子です。決算で売られた分を本日場中には全て取り戻す場面も見られ、明日以降も見直し買いが続くのか注目されます。



[4490]ビザスク 
[M]業種:情報・通信業
終値6,260円/前日比-740円
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ビジネス分野に特化した「ナレッジシェアリングプラットフォーム」の運営を手掛ける。 本日大幅安です。同社は昨日、取締役の安岡徹CFOが一身上の都合で辞任すると発表。これが嫌気されています。安岡氏は東大卒業後、JPモルガンに入社し、その後ユニゾンキャピタルにて投資業務に携わった人物で、2018年から取締役CFOとして同社に参画しています。同業の米コールマンリサーチ買収を手掛けた人物と見られており、買収完了で御役御免的な辞任なのではとの見方もあります。ただ、僅か3年で辞任とのことだけに、同社内で何らかの問題があったのではとの懸念にも繋がっています。何れにせよ優秀な人物の辞任はネガティブとの見方が多く、明日以降下げ渋れるか注目されます。



[4080]田中化学研究所 
[JQ]業種:化学
終値1,812円/前日比+196円
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住友化学系。二次電池材大手。ニッケル、リチウムイオン電池の正極材料が主力。 本日ギャップアップスタートからの大陽線で4営業日続伸し、年初来高値を更新しました。本日付の日経新聞朝刊で「政府は車載用を中心に先端電池工場の建設を支援する新たな補助金をつくる」と報じられています。これを受け同社株の他、[4100]戸田工業や[6619]ダブル・スコープなど2次電池関連株の一角に思惑的な買いが向かいましたが、足の速い資金も含まれていると思われ、一定の注意は必要となります。



[8783]GFA 
[JQ]業種:その他金融業
終値165円/前日比+50円
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不動産仲介アドバイザリーから不動産投資事業にシフト。eスポーツ事業でゲーム開発。 本日ストップ高まで買われています。同社は昨日、同社グループが展開する「CLUB CAMELOT」メタバースにおいて、イベント主催者向けおよびプロモーションを活用したい企業向けに空間プロデュースを想定したプロモーションメニューを取り扱うこととなったと発表。これが刺激になっている模様です。同社は10月6日にCLUB CAMELOTにおけるメタバース事業開始を発表していましたが、その時には殆ど材料視されていませんでした。最近はメタバース関連株が循環的に色々と物色されていることから、昨日の発表を受けメタバース関連の出遅れ銘柄として改めて見直されて物色された様子です。ただ、癖の悪い動きをすることが多い銘柄だけに、明日以降も物色が続くかは不透明との見方も多いようです。



[6338]タカトリ 
[2部]業種:機械
終値1,755円/前日比+227円
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LED等向け精密切断加工機が主力。半導体・液晶製造機器やパンスト縫製機も。 本日買い気配スタート後も右肩上がりの展開となり、3営業日大幅続伸で年初来高値を更新しました。世界的な電気自動車シフトの動きを背景としたパワー半導体向けで引き合い旺盛となっており、今月初旬にはシリコンカーバイド材料用マルチワイヤーソーの大口受注を発表していますが、今後もニッチトップ企業として需要開拓が期待出来る状況です。本日の株価は約17年7カ月ぶりの高値圏に到達しましたが、好調な業績見通しを背景にどこまで上値を伸ばせるか注目されます。



[3936]グローバルウェイ 
[M]業種:情報・通信業
終値2,678円/前日比+500円
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転職・就職口コミ情報サイト「キャリコネ」展開。クラウド型プラットフォーム、アプリ支援が拡大。 本日大幅上昇となり、ストップ高まで買われました。本日、信用規制の増担保規制解除となる条件を満たすことから、規制解除期待で買われているとの見方です。人気株だけに増担解除をキッカケに更に物色されるのではとの期待もあるようです。ただ、同社株は既に一相場終わっているとの見方も多く、先週は上方修正発表でも売られた動きからも最早買いも続かないとの見方も少なくありません。逆に増担解除を機に改めて売られることもあるのではとの声も聞かれました。実際に規制解除になるのか、またそれを受け明日どのような動き見せるのか注目されます。




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[9246]プロジェクトカンパニー 
[M]業種:サービス業
終値5,110円/前日比+700円
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デジタル技術を活用して顧客企業の業務効率化支援を提供する。 本日寄り前から大量の買いを集めストップ高の一本値で続急伸しています。同社は昨日引け後に、2021年12月期の単独業績予想について発表。売上高を20億2,900万円から前期比90.2%増の21億円へ、営業利益を4億円から同2.7倍の4億6,800万円、純利益を2億7,200万円から同2.8倍の3億1,600万円へ上方修正しました。本日は差し引き62万株超の買いを残しており、10月14日の上場来高値5,590円を視界に捉えた格好です。



[9244]デジタリフト 
[M]業種:サービス業
終値2,071円/前日比+400円
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トレーディングデスク事業や、DMP導入コンサルティング事業を手掛ける。フリークHD系。 本日10時台の一段高で大幅反発となり、ストップ高まで買われました。同社は昨日引け後に、「Shopifyパートナープログラム」に参加し、Shopify運用支援サービスの提供を開始すると発表。同サービスにより、Shopifyを最大限に活用したマーケティング施策をサポートし、クライアントとその利用者であるエンドユーザーの双方に取って最も理想的な情報提供と購買体験を提供するとしています。本日の株価は11月2日と似た展開で更なる上値追いが期待されます。



[6674]ジーエス・ユアサコーポレーション 
[1部]業種:電気機器
終値2,301円/前日比+142円
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産業用・車載用の鉛蓄電池大手。三相蓄電システム、車載用リチウム電池に注力。 本日大幅上昇です。今朝の日経新聞で、同社はリチウムイオン電池と比べて軽量な「リチウム硫黄電池」の開発に成功したと報じられています。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の電動航空機を想定したプロジェクトの一環で開発したとのことで、同じ質量でリチウムイオン電池の2倍近い容量を持たせることが出来るとのことです。航空機のエンジンをモーターに置き換えて電動化する電動航空機に搭載する軽量で高容量の蓄電池の開発を目的としているとのことで見直し買いに繋がっています。同社株は決算発表で足元売られていただけに、先行き期待から見直し買いが入り易かった様子です。明日以降も戻り基調を続けられるか注目されます。



[3962]チェンジ 
[1部]業種:情報・通信業
終値2,236円/前日比+287円
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企業・公共団体のIT構築、業務効率化支援。ふるさと納税サイトや遠隔研修も。 本日大幅買い気配スタートからの一段高で続急伸しています。同社は昨日引け後に、2021年9月期決算を発表。最終利益が前期比倍増となる41億400万円と急拡大し、更に2022年9月期も前期比10%増の45億2,200万円予想と2桁成長を維持する見通しにあります。株価は4月後半以降一貫した下降トレンドを強いられてきましたが、本日の大幅高で上値抵抗ラインとなっていた13週移動平均線を捉えており、先週11日を底値にしたトレンド転換を示唆しています。



[7078]INCLUSIVE 
[M]業種:サービス業
終値2,271円/前日比+400円
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メディア企業のネットサービス運営支援。企画、制作から収益化支援まで。 本日ストップ高まで買われています。同社は昨日引け後に2Q決算を発表。決算自体はサプライズも無く、お世辞にも好決算とは言えないものの、決算発表を通過したことで買い安心感に繋がっている面もある様子です。同社株は、先月下旬に同社第2位株主でもある堀江貴文氏が出資するロケットを独自開発・製造しているインターステラテクノロジズ社との資本業務提携を発表したことを機に短期間で急騰したものの、足元は派手に売り込まれてきていました。それだけに決算通過がリバウンドのキッカケになった面もある様子です。また、決算補足資料には、宇宙関連事業の先行きなどが書かれていることから、改めて先行き期待が高まったとの声も聞かれました。明日以降も物色が続くか注目されます。



[7047]ポート 
[M]業種:サービス業
終値1,285円/前日比+219円
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学生向けに会員制の就活サイト「キャリアパーク」を運営。カードローンや医療相談も。 本日大幅ギャップアップスタートから続急伸し、年初来高値を更新しました。同社は昨日引け後に、メタバースを活用したマッチングDX事業の実証実験開始を発表。就職関連イベントでのメタバースの活用を想定している他、今後それ以外の領域への拡大も検討していくとしています。株価は先週末の2022年3月期利益見通しの上方修正を受け昨日ストップ高の流れを継ぎ本日も大幅連騰で、2020年6月高値1,384円が次なるターゲットとなります。



[4167]ココペリ 
[M]業種:情報・通信業
終値2,767円/前日比-533円
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中小企業向け経営支援プラットフォーム「Big Advance」などの開発を手掛ける。 本日大幅安となり、上場来安値を更新しています。同社が昨日引け後に発表した2Q決算が失望されています。7-9月期は前年同期比で大幅増収増益となっているものの、前四半期比では微増収で減益になっています。売上面は新規導入した金融機関数が、1Qの4-6月期より減ったことで、初期費用収入が減り、微増収に留まった模様です。利益面は人件費の増加が利益率悪化に繋がり、1Q比で減益になったとのことです。進捗率は高いですが、通期業績予想が据え置かれたことも嫌気されている模様です。下期も人件費など中長期的な成長に向けた投資を継続する予定であり、新オフィス移転に向けた移転費用の計上も計画しているため、費用が増加することを見込んでいるとのことです。これを受け上方修正期待も後退し、本日は見切り売りに繋がっています。



[6630]ヤーマン 
[1部]業種:電気機器
終値1,189円/前日比-277円
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美顔・痩身器具など美容健康機器の製造・販売。量販店と通販が主力。 本日寄り付きがストップ安となり、寄り後は下げ渋るも大幅安になっています。同社は昨日、中間業績の上方修正を発表しましたが、物足りないとの見方から失望されています。1Qの5-7月期が前年同期比で大幅増収増益となっていただけに、もっと大きな上方修正を期待していた向きも多いようです。今回の上方修正を8-10月期で見れば、前年同期比で増収ながらも大幅減益になる計算です。それに同社はほぼ毎年、中国独身の日が終わった11月中旬に業績修正を発表していますが、大抵通期業績も同時に修正していました。しかし、今回は通期業績は据え置かれたことも失望されています。本日の動きからも上方修正期待で事前に仕込んでいた個人投資家も多そうだとの声も聞かれました。




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