生化学工業(4548) 東証1部 / 医薬品 / 100株単位
開発は関節疾患関連に特化。ヒアルロン酸製剤は科研、参天に委託販売。
当日の株価:1,940円/前日比:+5
予想PER:28.9
実績PBR:1.47
配当利回り: 1.34 %
優待制度:なし
①.生化学工業 <4548> が3月30日大引け後(15:00)に業績修正を発表。18年3月期の連結経常利益を従来予想の37.5億円→52.5億円(前期は24.7億円)に40.0%上方修正し、増益率が51.4%増→2.1倍に拡大する見通しとなった。会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の10.4億円の赤字→4.5億円の黒字(前年同期は11億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。(18/3/30)
②.生化学工業<4548>は、全般軟調地合いのなか小幅反発。同社は23日取引終了後、腰椎椎間板ヘルニア治療剤「ヘルニコア椎間板注用1.25単位」(一般名:コンドリアーゼ、開発コード:SI-6603)の国内での製造販売承認を厚生労働省から取得したと発表した。この薬剤は、コンドリアーゼを有効成分とする新規の腰椎椎間板ヘルニア治療剤。国内初となる椎間板内に直接注射する治療剤であり、全身麻酔の必要もなく、手術療法と比較して患者への身体的侵襲が小さいという特徴がある。(18/3/26)
③.【生化学---急伸、ヘルコニアの承認期待など先行】生化学<4548>は急伸。厚生労働省では3月1日に新薬の承認の可否などを検討する薬食審・医薬品第一部会を開催するが、この日審議対象となる新薬7製品の中に、同社が申請しているヘルコニアも含まれており、期待感が先行しているようだ。これは腰椎椎間板ヘルニアを対象疾患とする新有効成分含有医薬品であり、従来から同社の期待製品として位置付けられている。(18/2/16)
④.2日、生化学工業 <4548> が決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比2.9倍の58.8億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。国内向け眼科手術補助剤や海外向け関節機能改善剤の出荷が増加したことが寄与。生産効率化や研究開発費の後ずれに加え、受取ロイヤリティが大きく伸びたことも利益拡大に貢献した。会社側は研究開発費や臨床試験の費用などが第4四半期に集中することを踏まえ、業績予想を据え置いたが、すでに通期計画を57.0%も超過しており、業績上振れを期待する買いが向かった。(18/2/5)
⑤.【反 落】関節機能改善剤は米国軸に増勢。研究開発費も想定ほどかさまず。営業益増額。営業外に契約一時金。19年3月期は米国の関節機能改善剤なお伸長、国内白内障手術補助剤も小幅増。ただ国内薬価引き下げ響く。研究開発費も高水準。減益。
⑥.【米 国】椎間板ヘルニア治療剤の3相追加試験は18年4~6月に開始。開発中の変形性関節症治療剤など販売提携先選定中。
キャッシュフロー(百万円)
営業CF : 4,885
投資CF : -3,502
財務CF : -2,282
現金等 : 8,460
財務(百万円)
自己資本比率 : 86.9%
利益剰余金 : 60,218
有利子負債 : 285
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